2024年2月15日

昨日も今日も暖房いらずの温かさになりました。
今日は、バレンタインデーですね。
前に バレンタインデーに主人の愚痴を書いたような^^;
依然、仲良し夫婦にはなれていませんが
もうこの歳ですから 「一緒に」は諦めて
それぞれの生き方を尊重して それぞれの方向を向いて
気を遣いすぎず、別れずに暮らそう!
とやっと 思えるようになりました。楽になりました。


去年末に 急に実家を売却することを決めました。
12月に急に決めて3月には引き渡し。
色々と葛藤もあったものの、いつかはやらなくちゃいけなかったこと。
母は、副作用も痛みも今のところなく、変わらず生活できていて
家の売却もお墓の改葬などなども未練も拘りもなく
「あなたの重荷がなくなるのなら 私も肩の荷が下りるよ」と
言ってくれています。有難い事です。
父が亡くなった時、母が生きて行けるのか?と思うほど悲しんで
父の遺品全てそのまま あたかも父が暮らしているようにして
20年も過ぎました。母の私物も何十年分もため込んでいました。
ですので、この2ヶ月、家財の整理と持ち出しで必死でした。
家族は手伝ってくれると言ってくれましたが、大切な想い出たちの
整理なので 丁寧にひとりでやりたかったのです。
家財・・・本当に想像を超える沢山すぎる程の荷物でした。
お菓子の紙箱や缶箱を開けるたびに父や母の書いたものが出てくる・・・
60年も前の父の給料明細、母が結婚してから書き続けていた家計簿たち、
領収書、30冊もの綺麗に整理されたアルバム、手帳、私や子どもたちが
送った手紙やファックスの数々、などなど。
そこには、両親の生きた証や私や人との関りや愛情、思いが詰まっていて
涙を拭いながらの整理でした。
両親が大切にしてきたものも 着物、ネクタイ、ネクタイピン、ライター
趣味だった切手のコレクション、ハンドバッグ、毛皮、久谷や有田焼の器、
お中元お歳暮で頂いた布団類、洋酒、クリスタルや切子グラス、
ブロンズや陶器の置物・・などなどなど・・^^;
今では、娘や息子も「いらないな~」というものが多いです。
両親は、苦労や努力も沢山ありながらも自身のものを大切にして
豊かでぬくもりのある暮らしをしていたんだなぁとつくづく感じました。
無口だった父が何を考えているかもあまり知らなかったから・・
「お父さん、もっと色々と話をすればよかったね」と今更ながらの独り言。
「大切」がこの100年くらいで随分変わったんだなぁと改めて感じています。
家財の整理は、大変だったけれど・・・まだ母が生きている今、私がまだ動ける今、
この作業が出来て良かったと感じています。母にはまだ、親孝行できるじゃない!