深紅のバラの花束

記念日でも なんの日でもないのに 
主人が深紅のバラの花束を 私のために買って
玄関に置いてあったのは、これで2度目。


1度目は、昨年末、私が旧友に30年ぶりに会うために東京へ一泊で出かけ
帰ってきた日に置いてあった。わたし、ひとりで遊んできたんだけれど・・??
「記念日でもないのに?どうしてですか?」って尋ねると
「帰ってきたときに あったら 嬉しいかと思って」ってことだった。
何でもない日に なんかわからない理由で 深紅のバラの花束。
東京で私だけが楽しんで来たのに? でも、癒されて嬉しかった。


今回の花束は?「どうしてですか?なんの記念日でもないのに?」って
尋ねると「日曜日、悪いことしたから 元気出るかとおもって」が理由だった。
「また、奥さんにですか?」って花屋さんに言われたわ^^;とも言っていた。


喧嘩したわけでもなく・・・
ご機嫌とらなくちゃいけないような事をされたわけでもなく・・・
(ご機嫌とらなくちゃいけないようなヤマシイ事?もないと思われ^^;)
なのに??なぜ?・・・・だけど^^


優しい気持ち、思いやりの気持ちを 示してくれることがなかった主人が
歳をとって、こんなふうになるなんてね。 らしくないけれど、 やっと、
同じ歩調で歩けるかもしれない・・と思えてきた。


「俺らしくないやろ。こんな優しくなって俺もながくないかもな~」という。
労わりあって お互い良い最期が迎えられたら 満たされた気持ちになれる
ような気がする。
 私たち夫婦は、これからがスタートかな。